もともと接客業に興味があり、大学時代は4年間飲食店でアルバイトをしていました。 接客の仕事は自分なりに考えながら目の前のお客様とやりとりができる点にやりがいを感じていました。 アルバイト経験が長くなるにつれ、もっとお客様と接する機会を増やしたいという気持ちが強くなり、社会人になったら自分から働きかけができる営業職になろうと決めていました。 人が好きという思いから人と人を繋ぐ仕事をしたいと考えており、当時、就職の相談をよくしていた友人から売買仲介という仕事の存在を教えてもらったことがきっかけで、新卒でこの不動産業界へ入りました。
ご自宅を建てるための土地を探されていたお客様のお話です。 ご希望のエリアは人気でなかなか売り情報が出ないエリアでした。 一年以上探し続け、やっと入手した売り情報の土地はご希望の広さの約2倍の物件でした。 売主様へ分割して半分のみ売って頂けないかと相談に行きましたが、断られてしまいました。 「娘家族の自宅が近くにあるので、どうしてもここに自宅を建てたい。」 お客様の熱い思いに答えるべく私も必死になり売主様のところに何度も通い続けました。 もうダメかなと思い始めた頃、なんと5度目のお願いで分割して土地を売って頂けることになりました。 お取引が終わり無事に新居へと引っ越しされたお客様から、「あなたと出会えた縁に感謝している。」とのお言葉を頂き、胸が熱くなる一生忘れられない経験をさせて頂きました。
不動産業とはお客様の人生に大きな影響を与える仕事だと考えております。 このような重大なライフイベントに携わらせて頂き、「あなたに相談してよかった。」と感謝の言葉を頂けることが何よりの原動力と喜びになります。
「出会ったお客様を幸せにしたい。」 今や誰でも不動産情報を自分である程度得ることができてしまいます。 そんな中で、不動産のプロとしての専門知識はもちろんですが、お客様の自分自身で気が付かなかった潜在的な想いを見つけるサポートができることに私の存在価値があると考えております。 時にはネガティブなことを言い、がっかりさせてしまったと思う日もありました。ですが、そのお客様にとってのベストは何であるかを創造して常に全力でぶつかってきました。 まだまだ至らない点ばかりですが、スキルと人格の研鑽に努め、不動産取引が人生最高のワンシーンとなるよう、お客様一人ひとりの想いに寄り添いながら笑顔溢れる未来の実現に貢献して参ります。